大阪の屋根修理業者ランキング!口コミから建築のプロが厳選【2022年版】
「屋根の種類はなんですか?」と聞かれたら?屋根の種類を解説!
業者さんに電話した時、ご自宅の屋根の種類はなんですか?と聞かれたら何と答えますか?
瓦屋根は見ればすぐわかるけれども、よく見る薄い板状形の屋根、あれは何というのでしょうか?なかななか区別がつきにくいと思います。
ここではよく使われている屋根の種類についてご紹介します。
たくさんの屋根材がありますが、一般的な住宅で使われる屋根材は3種類です。
目次
屋根材その1:日本の屋根の代名詞・瓦屋根
ぱっと見て一番特徴のわかる屋根がこの瓦屋根です。日本の伝統的な屋根材としても有名ですね。
瓦屋根にも材料によっていくつか種類があり、粘土材でできたお茶碗と同じ素材の「陶器瓦」、釉薬を使わずに仕上げた「いぶし瓦」、セメントでできた「セメント瓦」などがあります。
瓦は安価で大量生産ができるスレートが登場する1980年代前半までは屋根材市場の過半数を占めていました。しかし1995年に阪神・淡路大震災、2019年令和元年台風などの相次ぐ天災の際に瓦屋根が崩落し、「瓦は危険」というイメージが広まったため、現在では瓦の流通量は下落傾向にあります。
重くて高価というデメリットはあるものの、きちんとメンテナンスをすれば50年以上長持ちするうえ、火や水に強いという大きなメリットがあり、日本家屋の風情と風格を醸し出す瓦屋根はまだまだ人気の高い屋根材です。
建物に適切な耐震補強工事を行えば倒壊を防ぐことも可能という研究もあり、また最近では災害に強い軽量防災瓦の開発などの取組みも進んでいます。
屋根材その2:安さが売り物!アスベストは大丈夫?・スレート屋根
次はスレート屋根です。
よく見られる薄い板を重ねたような屋根材で、強力なセメントと粘土を固めて作られています。
本来、スレートとは石(粘板岩)を指し、石でできたスレートを日本では「天然スレート」と呼びます。
別名「カラーベスト」や「コロニアル」とも呼ばれますが、実はこれはケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装)が販売しているスレート屋根の商品名です。
東日本では「コロニアル」、西日本は「カラーベスト」とよぶ人が多いようです。
最近施工されたお家では、このスレート住宅のお家が多いのではないでしょうか。
スレートの特徴は大量生産に適した値段の安さがありますが、製造された年代によって性能や性質は異なります。
第一世代スレート(2000年以前)
アスベスト入りの屋根材が危険という話を聞いたことはないでしょうか?
アスベストを含む建築材の製造は2004年に法律で禁止されましたが、それ以前の1970年代から1990年代に施工された住居のスレート材にはアスベストが多く含まれている可能性があります。
この時代のスレートを第一世代スレートと呼びます。
皮肉なことにアスベストを混ぜることで屋根そのもの強度はあがっており、30年程度の耐用年数があります。
第二世代スレート(2000~2008年頃)
アスベスト禁止後に製造されたスレートを第二世代スレートといいますが、こちらの耐久性は15年~25年程度で中には10年程度で不具合が起こるケースもあり、屋根材全体のなかでも不具合が多い屋根材です。
そのため、この第二世代も第一世代と同じく現在は販売中止となっています。
第三世代スレート(2008年以降)
2008年以降は第二世代スレートを改良した第三世代のスレートが登場しました。
こちらの耐用年数は25年~30年と言われています。
スレートは価格が安価で軽量、またでデザインが豊富というメリットがあります。デメリットとしては塗装メンテナンスが必要、ひび割れしやすいということでしょうか。
スレートの各世代に見分け方は目視では困難なため、アスベスト入りの屋根材かどうか気になる方は一度専門の屋根業者に相談してみてください。
屋根材その3:軽くて丈夫!人気急上昇中・金属屋根
メッキを施した細長い形状の金属板を張った屋根です。
金属屋根と聞くと錆びそうですが、この錆びを防ぐために鋼板にメッキを施しています。
メッキの成分によって種類や性能、そして錆びやすさも異なります。
金属屋根と一番聞いてイメージがわきやすいのがトタン屋根ではないでしょうか。
1980年代までは金属屋根といえば主にトタン屋根を指していました。錆びたトタンをご覧になったこともあるかと思いますが、トタン屋根は酸性雨などに長時間晒されると、サビを防ぐ成分が流れ出て錆びやすいという弱点がありました。
しかしその後、錆びに強いより優れた金属屋根としてガルバリウム鋼板が登場します。サビを防ぐ強さはトタンの約4倍といわれています。錆びにくい以外にもより高い防食性と耐久性を備え、その実績が評価されて着実に着工数を増やしています。
さらに2014年に登場した、先のガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えてさらに改良したエスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板よりも3倍の耐食性があるとされており注目を集めています。
金属製の屋根材は瓦などに比べるととても軽く加工しやすくデザインも豊富なことが特長です。
地震大国日本では、屋根を軽くして耐震性をアップさせることのできる金属屋根が人気を集めています。
お家の屋根材、デザインが豊富なゆえに形も様々で、さらに細かい種類や製造年代までは分かりにくいですよね。
屋根は普段目にしない箇所ですが一番雨や風に晒されて傷みやすい場所でもあります。
自宅の屋根が古くてスレートっぽいけどアスベストは大丈夫かな?年数がたつけど屋根の劣化状況や補修が必要か気になる、リフォームを考えているけどどの屋根材を選べばいいのかな?などのお悩みはプロである屋根業者に一度相談してみてください!
ご自宅が瓦屋根の場合、瓦屋根のチェック方法はこちらをご覧ください。
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