大阪の屋根修理業者ランキング!口コミから建築のプロが厳選【2022年版】
垂木
垂木とは?垂木の役割について
垂木(たるき)とは、小屋組みの一部で、屋根の一番高い棟木から軒桁へ向けて斜めに架ける部材。垂木の傾斜がそのまま屋根の傾斜となります。
垂木の上から下地材となる野地板、そしてその上にスレートや瓦、ガルバリウムなどの屋根材を貼っていきます。
このように垂木は野地板を支える重要な役割を果たしています。
垂木の材質は主に杉や松。寸法は使用する屋根材によって異なります。
スレート屋根の場合は、縦6センチ、横4.5センチ。
ガルバリウム鉄鋼の場合は縦7.5センチ、横4.5センチです。
瓦屋根の場合は、縦7.5センチ、横6センチで、瓦は重さがあるため垂木の寸法も長くて太いものを選びます。
垂木の長さは、通常3メートル、4メートル、6メートルの種類があり、屋根の長さや種類に合わせて選び、カットしていきます。
通常455mmの間隔で取り付けていきます。
建物部分より突き出している箇所を「軒」と呼びますが、軒の下部分(下から見上げて見える場所)を軒裏といい、和風建築ではこの部分を化粧して見せることを「化粧軒裏」と呼びます。
建築では仕上がった時に直接人の目に触れる箇所を化粧と呼び、仕上げ材を活かすための素地部分を下地と呼びます。
化粧軒裏から見える垂木を「化粧垂木」と呼びます。
垂木の先端の断面部分を「垂木鼻」もしくは「鼻」と呼び、この鼻を保護するために取り付ける部材を「鼻隠し」といいます。
垂木の修理方法
このように野地板や屋根材を支える重要な役割である垂木は、雨漏りによる腐食や雪の重さによる折れ曲がりなどで劣化することがあります。
屋根に雨漏りが発生してそれが垂木にまで及ぶと雨漏りが腐食し曲がったり割れたりします。また豪雪地帯で屋根に積もった屋根を放置しておくとその重みで屋根が歪んで垂木が折れたり曲がったりすることがあります。
垂木が傷んでいる場合は、放っておくと屋根を支えられなくなってしまうため大変危険です。
垂木にまで雨漏りがしみている場合は、そこから建物全体に腐食が広がる可能性があります。
他にも垂木が劣化して変形や腐食している場合は、垂木に固定されている下地材やその上の屋根材が安定感を失ってしまい、台風などの強風や衝撃によって破損したり屋根材が飛散する可能性があります。
垂木が劣化している場合の屋根修理は屋根材と下地材を全て剥がす大がかり工事が必要になります。
垂木の傷みが一部分のみである場合は新しい垂木を下から添えて補強します。
補強で対応できない場合には垂木を交換する工事が必要です。垂木が傷んでいる場合にはカバー工法では対応できないため、屋根の葺き替え工事をする必要があります。
垂木は屋根の骨格ともいえる重要な部位なので、何か劣化症状が出たら早めに対応する必要があります。
垂木にまで劣化が進行すると大がかりな工事が必要になり、屋根の修理費用も高額になってしまいます。そうなる前に定期的にメンテナンスや調査を依頼して、早めに痛みを見つけることが重要です。
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