大阪の屋根修理業者ランキング!口コミから建築のプロが厳選【2022年版】

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屋根塗装の塗料の目的と種類は?自宅に最適な塗料の選び方

ご自宅の屋根に塗られている塗装は永遠に長持ちするものではありません。
常に家の最上位置にあって常に太陽光や風雨に晒される屋根の塗料はゆっくりと劣化し、大体は7年から15年程度で寿命を迎えます
塗料の劣化の原因とそもそも何故屋根塗装が必要なのか、そしてたくさん種類のある屋根塗装の塗料についてよりよい屋根塗装の塗料選びができるよう、その種類と特徴をご説明します。

そもそも何故塗装をするの?屋根塗装の目的は?

そもそも何故塗装をするの?屋根塗装の目的は?塗装が劣化するとどういうことが起きるのでしょうか?
見た目の美しさいわゆる「美観」が損なわれるというのもありますが、塗装は「塗膜(塗ってある塗料の膜)」によって屋根を保護する役割があり、その機能が失われると様々な屋根の劣化につながっていきます

塗膜は何から屋根を保護しているのでしょうか?
まず一つ目が空気中の塵や埃、工場や自動車から排出される煤煙の中に含まれる有害物質(カドミウム及びその化合物、塩素及び塩化水素など)です。
空気中の砂埃や土埃は物理的に屋根の表面を傷つけてしまいます。
こうした煤煙に含まれる有害物質はほとんどが酸性であり、これがアルカリ性のセメントに付着すると中和して悪影響を与えてしまいます。そして金属にこの有害物質が付着すると、錆の原因となります。

二つ目は水分から屋根材を守っています。
スレートなどの屋根材はそれ自体の防水性は低く、塗装による塗膜によって水が染み込むことを防いでいます。
もし塗膜が劣化し、水分が建材に入り込んで膨張すると建材が痛み、塗膜の剥がれやクラックを引き起こします

塗装の目的は他に、様々な機能性を屋根に追加することもあります。
例えば遮熱機能のある塗料を塗ることで日光を反射し屋根の表面温度を下げる機能や、セルフクリーニング効果などが期待できる塗料で機能をプラスすることが可能です。

ご自宅にピッタリな屋根塗装の塗料とは?屋根塗料の種類

ご自宅にピッタリな屋根塗装の塗料とは?屋根塗料の種類ではいざ屋根塗装をする際に、どんな塗料を選べばいいでしょうか?
塗装が必要な屋根材と、必要ではない屋根材がありますので、まずはご自宅の屋根の種類を調べてみましょう。
もしもご自宅が粘土瓦屋根の場合、基本的に塗装は必要ではありません。
ほかの素材、例えばスレート屋根・金属屋根・セメント瓦屋根の場合、定期的な塗装のメンテナンスが必要になります。

日本国内にもたくさんの屋根塗料の種類があります。
屋根塗料の主成分は「樹脂(塗膜を作る油分)」と「顔料(色を付ける粉)」の二つです
この塗膜を作る「樹脂」の種類によって塗料を分類することができます。
それぞれ耐用年数や特徴などが異なりますので、下記を参考にされてください。

樹脂による塗料の種類

・アクリル塗料

アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とする塗料です。
今から20年以上前に開発され、ウレタン塗料がまだ高価な10年以上前によく使われていました。
そのため現在では外壁塗装や屋根塗装にはほとんど使われていません。
現在でも価格が安いことやカラーバリエーションが豊富なこと、扱いが容易なこと等でDIY塗料として人気があります。

・ウレタン塗料

耐久年数の目安:5~7年
ウレタンはタイヤのゴムにも使用される伸縮性のよい成分です。
アクリル樹脂にウレタン樹脂を添加したもので、シリコン塗料が登場して主流になる前までは塗料の主流としてよく使用されていました。
塗膜が柔らかくて密着性に優れているため「万能塗料」とも呼ばれています
その性質から細部の塗装に適しています。
価格が安いため、低コストで抑えたい方、色をこまめに変えたい方に向いています

・シリコン塗料

耐久年数の目安:7~10年
シリコンは、例えばパッキンなどに使用される耐熱性の高い成分です。
価格と機能のバランスが良く比較的耐用年数が長いですが種類によってばらつきがあります。
また水に馴染む「親水性」という性質を持っており、塗膜の表面に汚れがつきにくい特徴もあり、カラーバリエーションも豊富なため現在一番人気のある塗料です

・ラジカル塗料

耐久年数の目安:10~15年
「ラジカル制御型塗料」、「ハイブリッドシリコン塗料」、「プレミアムシリコン」とも呼ばれます。
「ラジカル」とは、酸素や紫外線・水などが顔料に接触することで塗膜のなかに発生する劣化因子のことです。この劣化因子が発生すると塗料の耐久性を高める樹脂の結合を破壊してしまいます。
ラジカル塗料とは高耐候酸化チタンと光安定剤の成分の配合等、様々な技術によってラジカルの発生を可能な限り抑制し、長期間塗膜の劣化を防ぐことを可能にした塗料です。
この塗料を塗装することで、塗り替えのサイクルを延長し、屋根の耐久性を向上させる効果が期待できます

・フッ素塗料

耐久年数の目安:15年~
フッ素コーティングという言葉で馴染みがあるように、フッ素樹脂のもつ耐熱性や耐候性を活かしてフライパンのコーティングなどにも利用されています。
もともとは高い耐久性と長い耐用年数が求められる公共建築や大型物件の塗装に使用されていました。
価格が高めというデメリットがありましたが、近年は技術開発によって手の届く範囲にまで下げることが可能になり、一般の住宅にも使用されるようになってきました。
高い耐熱性や耐候性という特徴があるため、日当たりの良いお家や海沿いなど塩害のある地域では特に人気があります
最初は高めの金額を払っても長い目でみたコストパフォーマンスを考慮される方におすすめです

・無機塗料

耐用年数:20~25年
無機塗料は、塗料の原料に無機物(石やレンガ、ガラスなど炭素を含まない物質)を配合した塗料です。紫外線で劣化しないため無機物自体は半永久に耐久します。
無機物の耐久性を活かしつつ、合成樹脂などの有機物を混ぜて塗料として利用できるようにしたものが無機塗料です
大手メーカー各社が戸建て向けの商品を発売し始めた新しい商品です。
価格は高いものの、フッ素塗料を超える圧倒的な耐用年数の長さが特徴で、今後の塗り替え回数を減らすことができます

特殊機能を持つ塗料

・遮熱塗料

遮熱塗料は近赤外線を反射して、太陽光が当たる面の温度上昇を抑制するため、真夏の日差しから屋根の表面温度の上昇を抑える効果があります
結果として、室内の温度が下がりますので、節電・省エネに役立ちます
ただし冬の寒さを防ぐことはできません。

・断熱塗料

遮熱塗料では冬の寒さは防げませんが、断熱塗料は熱や冷気の出入りを防ぐため冬も室内を快適にする塗料です
ロケット開発にも使用されている特殊セラミックが空気の層を作り、熱の移動を遮断するため、夏場の外気の熱が室内に入りにくくなり、室内の温度上昇を抑制できます。
熱の移動を阻害するため、冬場は保温効果も期待ができます。
メーカーによっては両方の高価を謳っているものもあります。
ただ、もともと屋根に断熱材が入っている最近の住宅では、お家によって効果を実感しにくいこともあります。

水性塗料と油性塗料の違い

塗料にも水性・油性の違いがあります。
プロは、油性塗料のことを「溶剤塗料」と呼びます。同じシリコン塗料でも油性と水性があり、例えば一般的な呼び方として下記のような名称があります。
「水性シリコン塗料」「油性(溶剤)ラジカル塗料」等

二つの主な違いは主成分で、「油性(シンナー)」か「水」かの違いになります
水性塗料は「水を使って薄めるもの」、油性塗料は「有機溶剤(シンナー)を使って薄めるもの」ととらえておくとよいでしょう。

・油性塗料

油性塗料の最大の魅力は、耐久性に優れていることです。
有機溶剤(シンナー)は、溶解力が強いために塗料全体を均一に混ぜ合わせることができます。
この溶解力の強さによって、塗料が建材にしっかりと密着し、耐久性の強い塗膜を作り出すのです。
油性塗料が作り出した塗膜は、紫外線や雨水、摩擦などの影響によって劣化しにくいという特徴があります。
また有機溶剤の性質としてキレイな光沢・ツヤを生み出すことができます
ただし独特のシンナーの臭いが発生してしまいます。

・水性塗料

水性塗料は水で薄めてあるため、施工時に独特の臭いが発生しません
ただまったくの無臭というわけではなく、顔料や樹脂など、塗料本体のニオイは多少あります。
またシックハウス症候群や大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の排出が少なく、人体と環境に優しい塗料でDIYなど多彩な分野で気軽に使用することができます。
ただ、仕上りの艶が油性より弱く、耐久性もやや劣る場合があります。
最近は研究・開発が進み、油性塗料に耐久性で劣らない新しい水性屋根用塗料も販売されています

屋根塗料の選び方

ご自宅に使う塗料の決め方として、何年持たせたいか(耐用年数)、そして費用とのバランスで考えるといいでしょう
そして追加機能として、夏場の暑さ対策として遮熱塗料や、夏の暑さと冬の寒さを両方したい場合は断熱塗料という特殊機能の有無を決めましょう。
たくさんの塗料がありますが、屋根の素材によって使える塗料と使えない塗料もあります
塗装を検討される際に、ご自宅に最適の塗料を専門家である業者に相談してみましょう。

大阪で屋根塗装の塗料の目的と種類は?自宅に最適な塗料の選び方の修理など屋根修理をお考えの方・屋根修理を検討中の方は、実績ある本物の職人が運営する『職人直営店』に一度相談してみてください。屋根調査・相談や見積は無料なので、気軽に相談できます。

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