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屋根の葺き直し工事とはどんな工事?
屋根修理や屋根リフォームにおいて「カバー工法」、特に「屋根葺き替え工事」とよく比較されるのが「屋根葺き直し」という工法です。
「屋根葺き替え工事」とよく似た響きの工法ですが、何が違いどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
「屋根葺き直し」の施工内容を具体的に確認していきましょう。
目次
屋根の葺き直し工事とはどんな工法?
まず、屋根葺き直しと屋根葺き替えの一番の違いを見ていきましょう。
葺き替え工事では瓦など屋根表面の屋根材を新調しますが、葺き直し工事では既存の屋根材を再利用します。
一旦屋根材を取り外し下地や防水シートの補強や補修をした後、取り外した屋根材を再利用して綺麗に葺き直すのです。
場合によっては野地板の張り増しや防水シートの敷き直しを行うこともあります。
『屋根の葺き替え工事とはどんな工事?』のページでご紹介したように、「葺く」とは覆うという意味です。
屋根を覆っている素材を「替える」から「葺き替え」、屋根を覆っている素材をもう一度敷き直すので「葺き直し」という訳ですね。
ここで、「屋根材を再利用なんてして良いの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
まさにその通りで、いくら下地や防水シートを綺麗にしたからといって耐用年数を過ぎた屋根材を葺き直しては意味がありません。
そのため、葺き直し工事が行われるのは主に瓦屋根の場合においてです。
瓦は屋根材の中でも非常に耐久性が高い素材で、メンテナンスをしっかりしてあげれば半永久的に、何もしなくても耐用年数は50~60年程と他の屋根材と比べても圧倒的に長いです。
しかし、いくら瓦が丈夫であっても、その下に敷いてある防水シートの耐用年数は長くても20年程度です。
瓦には問題がなくても防水シートが耐用年数を迎えて機能が低下してしまえば雨漏りが起きてしまいます。
そのため、瓦は現在のものを再利用して下地や防水シートのみを新調・交換・修繕する、それが屋根葺き直し工事です。
場合によっては瓦を屋根から降ろす場合もありますが、一般的には一度取り外した瓦は屋根の端に積み上げて施工し、屋根から降ろさないことがほとんどです。
瓦を屋根から降ろしてまた上げる手間を省けるので、葺き替え工事と比べると工期も短くなります。
屋根葺き直し工事のメリットとは?
それでは、屋根葺き直し工事のメリットはどのようなものがあるのでしょう?
順に見ていきましょう。
屋根葺き替え工事と比べて工事費用を抑えることができる
これが葺き直し工事の一番のメリットであり、葺き替え工事とよく比較検討される理由でもあります。
葺き替え工事の際には必要となる新しい屋根材の材料費、古い屋根材の撤去・処分費用が発生しないため、その分工事費用を抑えることができます。
また葺き直し工事であれば、一度取り外した屋根材は降ろさず屋根の端に積んで作業を行うことができるため工期も短くなります。
その分人件費を抑えることができるのも、葺き替え工事と比べて費用を抑えることができる要因となります。
屋根の外観を維持することができる
現在の屋根材を再利用するため、施工後も外観は変わりません。
屋根が綺麗になって嫌な人はあまりいらっしゃらないとは思いますが、例えばまだまだ耐用年数が残っていて見た目も綺麗な瓦屋根をリフォームするといった場合には、葺き直し工事の方が恩恵が大きいです。
また、歴史ある建物などは屋根が新しすぎると違和感が生まれたりするので、そういった場合も葺き直し工事が選ばれます。
屋根葺き直し工事のデメリットとは?
続いて、屋根葺き直し工事のデメリットを見ていきましょう。
屋根材が劣化しているとリフォーム効果が弱まる
再利用する屋根材が劣化しているとリフォーム効果が弱まってしまいます。
下地や防水シートを新調したとしても、屋根材が劣化していたり傷んでいればその箇所から大量の雨水が屋根内部に流れ込み、下地や防水シートの劣化を早めます。
そして結果的に、下地や防水シートの耐用年数より早く雨漏りが起こってしまうのです。
葺き直し工事は再利用できる屋根材かどうかが施工の可否を決定するため、もし屋根材が劣化していれば葺き替え工事を行うことになります。
まずは屋根修理業者に屋根材が再利用できるか、葺き直し工事を行えるかをしっかり確認してもらいましょう。
屋根の外観は変わらない
メリットと全く逆の内容になりますが、葺き直し工事をしても屋根の外観は綺麗になりません。
落ち葉やゴミなどがあれば当然掃除をしてもらえると思いますが、あくまでも既存の屋根材を再利用するので葺き替え工事をした時のように屋根外観が新品のようになることはありません。
葺き直し工事と葺き替え工事の費用の差額は、屋根材のグレードを上げたりしなければおよそ30〜50万円程度になります。
徹底的に仕上がりにこだわりたい方は、葺き替え工事を選んだ方が長い目で見た場合には得策かもしれませんね。
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